CFRPについて
CFRPとは、炭素繊維で
強化されたプラスチックのことです。先端複合材(ACM)の中でもっとも注目を集めている材料です。カーボン繊維をエポキシ、ポリイミドなどのマトリックス樹脂で成形・加工して製作しますが、用途、要求特性に合せて、カーボン繊維の種別、配向、組合せなどを設計する材料でもあります。
CFRP(カーボン/炭素繊維強化プラスチック)とは
カーボンとは、軽量かつ硬剛性に優れ、鉄・アルミに代わる新素材です。
比重は1.5~1.7と鉄の1/4で、強度は何倍も確保出来、温度による熱膨張率も鉄の1/4以下、アルミの1/8以下、チタンの1/2以下です。
振動減衰性も鉄の5倍と非常に優れている素材です。
また、電気良導体・熱良導体であると同時に、優れた耐熱性・耐食性・潤滑性を持ち、生体親和性・吸着活性を示すなど、物理的・化学的に極めて特徴的な数々の特性を有する為、各産業分野で広範囲に使用されています。
用途
CFRP(カーボン/炭素繊維強化プラスチック)の成形・加工・組立て
1産業機械/機器
シャフト・バネなど
2航空/宇宙機器
太陽電池パネルなど
3医療機器
4輸送機器
5趣味/レジャー用品等
当社が選ばれる理由
航空/宇宙機器や産業用ロボット、レーシングカー部材などの製作実績が多く、難加工材であるCFRP成形品の複雑・高精度な加工を行うことができます(標準加工精度は50μm)。
小さい物から大きい物まで、さまざまなサイズの加工に対応いたします。
試作品1個から量産まで、コストや納期のご相談にも全力で対応いたします。
さまざまな素材の加工や接着、組立に対応いたします(CFRP/カーボン、ガラスエポキシ、その他各種樹脂、各種金属など)。
設計・成形から組立・塗装、異なる素材(例えばCFRPと金属や他の樹脂など)の加工・接着などについて、ワンストップでの対応が可能です。
3Dレーザー測定により、3軸、5軸の加工物の自由曲面の3Dデータとの一致検査や現品からの3Dデータ作成(リバースエンジニアリング)もできる設備を保有しています。
※2.5m以上も測定可能です。
検査設備等
機械種類 | 熱風循環式硬化炉 |
---|---|
メーカー | 畑電機製作所 |
最高温度 | 200℃ |
機械種類 | 3次元レーザー測定機 |
---|---|
メーカー | HEXAGON |
型 番 | ROMER Absolute Arm |
測定サイズ | 2.5m ※2.5m以上も可能 |
機械種類 | 画像寸法測定器 |
---|---|
メーカー | KEYENCE |
型 式 | IM-7020 |
機械種類 | 超音波探傷器 |
---|---|
メーカー | OLYMPUS |
型 式 | Omni-Scan |
納品の流れ
STEP.01お客様からご要望
STEP.02強度計算、積層提案、
型形状の提案、解析STEP.03設 計
●製品設計 ●型設計
●積層構成設計
●部品図設計
●接着、組み立て設計
●2D,3D設計STEP.04成型前工程
●3軸、5軸による成型前の機械加工
●型の離型処理
●型加工後のレーザー測定器による3D形状一致検査
●プリプレグの裁断STEP.05CFRP成型
●CFRP積層 ●成型
●型からの説型STEP.06加 工
●2D機械加工 ●3D機械加工
●5D機械加工 ●手加工
●組み立て工程で使うアルミ、SUS、鉄部材の機械加工
●2D,3D設計STEP.07組み立て工程
●ビス、ボルトによる他部材、CFRP部材との組み立て
●他部材、CFRP部材との接着
●組み立て後の必要精度の機械加工
●必要精度に向けての組み立てSTEP.08検査、試験
●ノギス、ビンテージ、マイクロメーターを使用した検査
●3次元測定器での検査
●検査治具を制作しての検査
●レーザー測定器での3D曲面の3Dデータとの比較一致測定STEP.09お客様への納入