技術紹介
押出成形
大阪勧業展2013に出展しました!
2013年10月23日24日の二日間、マイドームおおさかにて開催されました「大阪勧業展2013」に出展いたしました。
お立ち寄り頂きました皆様には厚く御礼申し上げます。
短い期間ではありましたが皆様のおかげをもちまして盛況のうちに閉会することが出来ました。
今回の展示会では【押出成形、線材・電線加工の技術】をテーマに製品と技術を紹介させていただきました。
これからも皆様のご要望にお応えできますよう社員一同全力で取り組む所存でございますので
何卒、末永くご愛顧下さいますようお願い申しあげます。
当日はご来場賜りながら会場の混雑もあり、至らぬ点もあったことと存じますが
ご容赦下さいますようお願い申し上げます。
押出成形加工
押出成形とは
プラスチック、ゴムなどのポリマー類を成形加工する代表的な方法の一つです。
成形材料を、押出機の加熱シリンダー中で溶融流動化するとともに、スクリューで連続的に前進させ、スクリューの回転と内圧でダイ(口金)を通って連続的に一定の断面形状の成形品を押出す成形法です。
ダイおよび冷却、引取などの付帯装置を変えることによって多目的な製品を得ることができ、例えばパイプ、ホース、フィルム、シート、フィラメント、異形品(プロフィル)、棒などの形状に成形可能です。また、吹込成形、ラミネートコーティング、電線被覆法などの成形法の一部としても活用されています。
使用材料はほとんどの熱可塑性樹脂および各種ゴム類が用いられ、複数の押出機を組合わせることによって多様な材料が組合わさった成形品などにも応用されます。
押出成形の基本
押出成形は、ペレット状(粒状)あるいは、パウダ状(粉末状)のプラスチック原料に熱を加えて軟化溶融し、これに希望する形を与えて冷やして固め、これを巻取りまたは切断するものです。この方法は連続的に成形品を成形することができるので、一般には断面形状が一定の長いものが成形できます。
押出機は、ちょうど挽肉を作るときの挽肉機とよく似ており、そのなかに取付けられた回転するスクリューが押出機の心臓部となっています。プラスチック用スクリュー押出機には、一軸(単軸)スクリュー押出機と二軸(多軸)スクリュー押出機がありそれぞれ使用目的によって使い分けられています。
押出成形法の特長
押出成形は難しい技術の一つではありますが、見方を変えれば、これほど合理的な成形法は他に類を見ません。例えば、ダイ、サイジングダイおよび付帯装置が変われば、原料コンパウンドからパイプ、シート、フィルム、窓枠などの異形品はもちろん、丸棒、波型パイプそして熱収縮フィルムなど、きわめてバラエティーに富んだ製品が比較的簡易な成形装置で連続的にそして高速で成形できるという特長があります。